温   泉   分   析   書   

 1 源泉名および湧出地  :  みどりヶ丘温泉  帯広市西13条南17丁目5番3
 2 湧出地における調査および試験成績
   (イ) 調 査 お よ び 試 験 者 : 北海道立衛生研究所 技術史員 北 山 正 治
   (ロ) 調査および試験年月日 : 昭和60年7月2日
   (ハ) 泉            温 : 45.9℃(気温:25℃)
   (ニ) 湧     出      量 : 375l/min(自噴)
   (ホ) 知  覚  的  試  験 : 微褐色透明、無味、ほとんど無臭
   (ヘ) pH            値 : 9.2
 3 試験室における試験成績
   (イ) 試     験      者 : 北海道立衛生研究所 技術史員 北 山 正 治
   (ロ) 分 析 終 了 の 年 月 日 : 昭和60年7月8日
   (ハ) 知  覚  的  試  験 : 微褐色透明、無味、無臭(採水後20時間)
   (ニ) 密             度 : 0.9982(20°/4℃)
   (ホ) pH            値 : 9.28
   (ヘ) 蒸  発  残  留  物 :0.417g/kg(130℃)
 4 試料1kg中の成分 : 分量および組成
(イ)陽イオン ミリグラム
  (mg)
ミリバル
 (mval)
ミリバル%
(mval%)
(ロ)陰イオン ミリグラム
  (mg)
ミリバル
 (mval)
ミリバル%
(mval%)
水 素 イ オ ン H+       フッ素イオン F- 2.2 0.12 1.65
ナトリウムイオン Na+ 163.2 7.10 98.20 塩素イオン Cl- 129.4 3.65 50.28
カリウムイオン K+ 1.0 0.03 0.41 水酸イオン OH- 0.3 0.02 0.28
アンモニウムイオン NH4+ 0.3 0.02 0.28 硫化水素イオン HS- 1.1 0.03 0.41
マグネシウムイオン Mg2+       チオ硫酸イオン S2O32-      
カルシウムイオン Ca2+ 1.7 0.08 1.11          
アルミニウムイオン Al3+       硫酸イオン SO42-      
マンガンイオン Mn2+ 0.1 0.00 0.00 炭酸水素イオン HCO3- 77.7 1.27 17.49
第一鉄イオン Fe2+       炭酸イオン CO32- 44.5 1.48 20.39
第二鉄イオン Fe3+       メタホウ酸イオン BO2- 29.6 0.69 9.50
                   
                   
166.3 7.23 100. 284.8 7.26 100.
    (ハ)  遊  離  成  分
非 解 離 成 分 ミリグラム
  (mg)
ミリモル
  (mmol)
 
メ タ 珪 酸 H2SiO3 38.3 0.49
メ タ 硼 酸 HBO2    
38.3 0.49
    溶 存 物 質(ガス性のものを除く)   :   0.489g/kg
溶 存 ガ ス 成 分 ミリグラム
  (mg)
ミリモル
  (mmol)
 
遊離ニ酸化炭素 CO2 0.0 0.00
遊離硫化水素 H2S 0.0 0.00
0.0 0.00
    成  分  総  計     :       0.489g/kg
(ニ)その他微量成分 銅イオン:検出せず 第一鉄イオン:0.057mg/kg  
鉛イオン:検出せず マグネシウム:0.026mg/kg  
総水銀:検出せず アルミニウムイオン:0.002mg/kg
 5 泉           質  :  ア ル カ リ 性 単 純 温 泉 (アルカリ性低張性高温泉)
 6 禁 忌 症、 適 応 症 : 「温泉分析書別表」中4に記載する。


   温  泉  分  析  書  別  表   

 1 源    泉    名  :  み  ど  り  ヶ  丘  温  泉
 2 源 泉 所 在 地   :  北海道帯広市西13条南17丁目5番3
 3 泉          質  :  アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)(旧泉質名:単純温泉)
 4 療養泉分類の泉質に基づく禁忌症、適応症は次のとおりである。


禁忌症 急性疾患(特に熱のある場合)、 悪性腫瘍、 重い心臓病、 呼吸不全、
肝不全、 出血性疾患、 活動性の結核、 高度の貧血、
その他一般に病勢進行中の疾患、 妊娠中(特に初期と末期)
適応症 神経痛、 筋肉痛、 関節痛、 五十肩、 運動麻痺、 関節のこわばり、
うちみ、 くじき、 痔疾、 慢性消化器病、 冷え性、 病後回復、
疲労回復、 健康増進。












 1 入浴の方法及び注意
  (1) 熱い温泉に急に入ると、めまい等を起こすことがあるので十分注意すること。
  (2) 入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分とし、
     なれるにしたがって延長してもよい。
  (3) 入浴中は運動浴の場合は別として、一般には安静を守ること。
  (4) 入浴後は湯冷めに注意して一定期間の安静を守ること。
  (5) 高度の動脈硬化症、高血圧症及び心臓病の患者は原則として、
     高温浴(42℃以上)を禁忌とする。
  (6) 入浴後は身体に付着した温泉を水で洗い流さないのがよい。
     ただし、「湯ただれ」を起こし易い人は逆に浴後真水で身体を洗うか、
     温泉成分をふき取るのがよい。
  (7) 食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。
  (8) 飲酒しての入浴は特に注意すること。
  (9) その他

 2 飲用の方法及び注意
  (1) 飲用の1回量は一般に100mlないし200ml程度とし、その1日量は
     おおむね200mlないし1,000mlまでとする。
  (2) 一般には食前30分ないし1時間がよい。
  (3) 夕食後から就寝前の飲用はなるべく避けること。
  (4) その他

       大人一人一日の飲用量は720ml以内とすること(フッ素含有)。
  ◎ 温泉療養に際しては、医師の指導を受けることが望ましい。



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